下有知中学校1年生は野外学習として山王山への登山を行いました
これは、昨年度の中池での野外学習やそれ以前に行っていた長良川の川下りよりも、さらに“ふるさと下有知”について生徒たちが理解を深め、“ふるさと”を愛する人になって欲しいという願いを込めて、下有知中学校が企画したものです。
また、岐阜県の「ふるさと学習の重点項目への位置付け」の方針も相まって、令和6年度の野外学習から、「下有知ふるさと学習」へと方針転換をすることになり、令和 5年度の秋ごろから山王山整備会の 高橋さん、鳥本さん、山藤さん達にご協力を仰ぎつつ、準備を進めてきました。
22 日(月)当日も、週間天気予報では、雨続きで開催すら危ぶまれましたが、雨の合間の曇りという絶好の山登り日和となりました。
まず、入山式を行いました。そして山王山に登る前に松田先生より石仏の説明を受けました。
登山道の登り始めからある石仏を観察しつつ、一歩一歩登りました。
遠く東京から送られた石仏も見つけることができました。
1年生の生徒たちは、丸い石に手書きで描かれたかぐや姫が竹の間からたくさん顔をのぞかせているのを、ひとつひとつ眺めながら山王山を登っていきました。
山王山は、隅から隅まできちんと整備されていてとても登りやすかったです。
山頂からは、四方の景色が眺められ、下有知小中学校もはっきりと見えました。
その後、山頂から北西方向の長良川展望台の方に向かいました。
こちらの道はあまり人が通っていないのか、落ち葉も積もって滑りやすい道でした。
生徒たちは、おっかなびっくりと、時折葉っぱ足を滑らせながら、ロー プを伝って登り降りを行うことができました。
その後も、丸太橋を渡ったり、タケノコがちょこちょこ生えてきている竹林を抜けたりと、2時間から3時間程度歩いて、最初の登山地点に戻りました。
退山式を行った後、向山神社でお弁当をみんなで食べました。
今回のふるさと学習によって得た財産や課題は、1年生の学級目標づくりのキーワードになりました。
今後も、ふるさと下有知について学ぶ様々な活動を仕組んでいきます。
下有知中学校1年生生徒の感想文
ふだん何も思わずに登っていた山王山だけど、曾代用水を作った人達が用水の経路を見渡した山だとわかってびっくりした。 野外学習で学んだことを生かして、もっと良い中学校生活を目指していきたい。 また、学校ですれちがった人に挨拶をして、みんなが笑顔になれるような下有知中学校にしたい。
安全に怪我無く歴史を知ることが出来たから、下有知を大切にして過ごしていきたい。
色々な人が山王山を整備して出来た山だから、すごいと思いました。
アオキの木はもむと汁が出てきて、それを塗ると消毒代わりになる事がわかった。
山王山は誰かが道をきれいにしてくれたから頂上の眺めが良かったし、お地蔵さんは八十八体も有るとは思っていなかったので驚きました、山王山は沢山の人から守られているんだと思いました。
下有知中学校1年生生徒の感想文
山王山が戦争で亡くなった人のために石仏を作って戦争と関係有る事を初めて知った。私達のために山王山を登りやすくしてくれて嬉しかった。
昔の下有知は田んぼが少なかったから、山王山に登って何処に用水を作るかを決めていた事がわかった。
色々な人が地域の話をしてくれて学べたから良かった、もっとこの地域を大事にしていこうと思いました。
下有知にはあんな歴史のつまった山王山という山が有るんだなと思いました。ヨモギの葉っぱも教えてもらって、表が緑色で裏が白色なのがヨモギの葉っぱだそうです。
下有知中学校1年生生徒の感想文
安全に楽しく山道を進めれたのは地域の人のおかげで、私も下有知を大切にしながらみんなと学んで行こうと思った。
地域の人の話を聞いて下有知や山王山には沢山の歴史が有って、それを今も大切にいるのだと思いました
山の頂上にいたときの景色がきれいでした、私の家も見えました。
私も山王山の事をもっと調べて家族に教えたいと思いました。頂上は沢山の家が見えたけど、私の家は山でかくれていたので見えなかったです。
下有知中学校1年生生徒の感想文
八十八体の石仏は日露戦争で亡くなった人の石仏がある事は初めて知った自分の知らない事が沢山有ったのでびっくりした。
下有知の自然や歴史を楽しく学ぼう、が出来たので良かったです、下有知の自然や歴史について知る事で下有知を好きになれました。 野外学習を通して友達との仲も深まったので良かったです。
関市立下有知中学校 1年学年主任 川畑 建一郎